simplecoreな毎日

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“Popcorn Ballads/サニーデイサービス”のこと

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今月初めに、サニーデイサービスの新譜、「Popcorn Ballads」というアルバムがリリースされました。今のところ、配信サービスを利用してのリリースのみのようで、僕が利用しているSpotifyでも配信されていたので聴いてみました。

今回のアルバムは、好評だった前作の「Dance To You」から約10ヶ月という短いスパンでの新作です。いまどきらしく、配信サービスをつかっているからこそできるスケジュールですね。以前の曽我部は、こういったデータのみでの作品発表には否定的だったような気がするのですが・・・時代の流れでしょうか。変な所で意固地になっても仕方ないですしね。

前作のボツ曲を集めたような作品

言い方に御幣があるかも知れませんが、恐らく前作でボツになった曲を集めたアルバムのような気がしています。出来が良い、悪いということではなく。個人的な感覚では、どの曲も前作に入っていてもおかしくない雰囲気なんですよね。

ただ、これも推測に過ぎないのですが、前作のアルバムは一曲、一曲がしっかりと作りこまれているのに対して、今回の曲はどこかデモっぽい感じが残っています。曲を作李始めるときの素案みたいな感じ、というか。一昔前の、自宅でMTRをつかって一人で録音しました、という風なとてもパーソナルな印象を受けます。そういったのも嫌いじゃないんですが、それならソロのファーストアルバム「曽我部恵一」のように、思いっきりそちらに転がっていた方が僕は好きです。

意外と好評のようで・・・

ネットではきっと否定的な意見ばかりなんだろうな、と思っていたのですが、意外と好評なのに驚きました。僕は音楽IQが低いので、もっとわかりやすいサニーデイサービス、曽我部恵一の曲が好きなのですが、他の人達はそうでもないようです。

ただ、中には否定的な意見もいくつかあって、そのほとんどの人の見解が僕と同じようなものでした。もちろん、好きとか嫌いなんてものに善悪は無いわけで、10人いたら10通りの感じ方というものがあるはずです。音楽ってそういうものだと、勝手に思っています。

それでも、解散前のサニーデイも好きだった自分からしたら、ちょっと今回の作品はとてもフェイバリットにはなりません。きっと。多分、このアルバムを賞賛している人って「曽我部が作った曲だから」という理由で、良いと言っているんじゃないでしょうか?僕も曽我部のことが好き過ぎてそういう時がありましたから、何となくわかるんですよね。

経営的な理由でのリリースだったのでは?

ネットか雑誌のインタビューで読んだのですが、前作は製作期間が長くなり過ぎて、会社の経営的には赤字だったようです(現在、サニーデイサービスの作品は、曽我部自身が運営しているレーベルからリリースしています)。なんでも、会社をたたもうと思ったほどだったとか。音楽業界は大変だとよく聞きますが、彼の会社もご他聞に漏れず、ほとんど自転車操業のようです。

なので、その赤字分の穴埋めとして、前作に入らなかった未発表の曲を集めてリリースしたんじゃないでしょうか。前作に入れなかった理由が、ポジティブなもの(曲自体は良いけどアルバムの流れに合わなかった、とか)なのか、ネガティブなもの(そもそも曲自体があまり良くない、とか)なのかわかりかねますが。配信のみでのリリースで、CDやレコードをプレスしない、というのもコスト的な問題があるような気がしています。邪推ですけど。