サニーデイサービス、曽我部恵一のこと
すごい今更なのですが、昨年の夏に発売された、サニーデイサービスというバンドの「DANCE TO YOU」というアルバムがたまらなく良くて、今だに聴き返しています。
通勤の電車の中、家族で出かけている車の中、家でPCをいじっているとき。もちろんそれだけを聴いているわけではないのですが。
それでも聴き返すたびに思うのは、「やっぱり自分はサニーデイサービスが好きだ」というごくごく当たり前の感情です。高校生の頃に初めて聴いてから、ずっと聴き続けてきて、途中少し疎遠になったこともありましたが、基本的には何をやっているのか、というのはずっと気にしてはいました。
そして去年。夏にとんでもない名盤をリリースしました。バンドとして再結成した後も、解散以前の彼らの亡霊に憑りつかれていた僕の目を覚まさせるような、そんな音楽です。
初めて聴いたのは20年近く前
僕がサニーデイサービスというバンドを知ったのは今から20年前。新潟の高校生だった頃です。
知り合いから薦められて聴いてみたのですが、それまで自分が聴いていた音楽が全てしょうもないものだと思えるくらい、衝撃を受けたのを覚えています。
決して派手なバンドではありませんし、売れているかどうかという基準であれば、それまで聴いていた音楽の方が間違いなく売れているものだったはずです。
それでもなぜサニーデイサービスの音楽に引き込まれたのか?
これを言葉にするのはすごく難しいです。好きなものを説明するのに「好きだから」という以上の理由がなかなか見つからないです。とにかく「かっこいい」という感情ではなかったですし、「へぇ、こういう音楽があるんだ」というのが一番近いかも知れません。
曽我部恵一のこと
下記の記事でも触れているように、タバコを吸うところまで真似をしているくらい影響を受けました。
バンドとして活動していたときはもちろん、一度解散してソロになってからもずっと好きでした。僕が一時期ジャンル問わず様々な音楽を聴きまくって、結果大量のCDとレコードに部屋のスペースがかなり占領されるようになったのは、間違いなく彼の影響でした。
ただ、あるときを境に僕の中で音楽への興味がすっと消え、あまり新しい音楽を探すことに熱心ではなくなってきたのと同時に、なぜか彼のCDを買うこともなくなっていきました。
2008年の再結成~現在
サニーデイサービスというバンドは2000年に一度解散しているのですが、当時のメンバーの話を雑誌で読んでいると、激しい喧嘩をしたわけでもなく、何となく離れたくなってきた、みたいな感じだったようで、個人的には「これは再結成とか無いのかな」と思っていたのですが、まさかの再結成。それもちゃんと全員揃って。自分の予想なんてあてにならないです。
で、その再結成のタイミングでまたサニーデイサービスの音楽を聴き始めるようになりました。その後、僕は結婚し、妻とも何回かサニーデイのライブに足を運びました。そして去年。冒頭でも紹介した「DANCE TO YOU」というとても素敵なアルバムが発売され、僕らはそれを妻を病院へ送り迎えする車中で(ちょうど子供が生まれる1ヶ月ほど前でした)、それほど興味の無かった妻も口ずさめるくらいひたすら聴いていました。
なんだかまとまりのない文章になってしましましたが、このバンドのことが本当に好き過ぎて僕の文章力では上手くまとめられないです。もうずっと書き続けられてしまうくらいなので。
まあ、とりあえず一度聴いてみてください。「DANCE TO YOU」。